サラリーマンの鶏肋随想

大して役に立たないが、捨てるには惜しいもの。サラリーマンに哲学は必要か。

JR北海道/留萌本線・増毛~留萌間廃止(2016.12.4)に思う

こんばんは。川崎 那尾道です。

 

2016年12月4日、JR北海道留萌本線・増毛~留萌間が廃止となりました。鉄道を使った旅好きの僕はもちろん今日という日をチェックしていましたが、NHKのニュースで度々今日の最終列車の様子が伝えられたこともあり、鉄道の廃止というのはやはり注目されているものだと改めて感じました。

 

僕はJR北海道全線の乗りつぶしを完了しています。この廃止となった留萌本線・増毛~留萌間も2014年8月に乗車しました。

札幌のバスターミナルから留萌へ向かうのは、北海道中央バスが運行する都市間バス「高速るもい号」が便利なのですが、留萌を経由して日本海沿いを走り、羽幌へ至るという沿岸バスが運行する「特急はぼろ号」のうち、夕方に発車する1本だけがなぜか道央自動車道を通らずに石狩湾沿いの国道231号を通り、雄冬・増毛を経由して留萌に至ります。2年前の夏、このバスを利用して増毛を訪れ、そこから留萌本線で留萌へ向かいました。

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※札幌バスターミナル・沿岸バス乗り場 2014年8月当時。乗り場案内の下に「増毛経由」とあります。

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※沿岸バス・増毛バスターミナルにて撮影(2014年8月)

 

このときは確か廃止の噂がチラホラあったような気がしないのでもないのですが、夜に辿り着いた増毛駅から乗車したのは、僕以外には明らかに鉄道ファンと思われる1~2人だけで、駅は静寂に包まれていたのを覚えています。

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増毛駅は高倉健主演の映画「駅(STATION)」の舞台になった駅としても知られています。今日は鉄道ファンと地元の人たちでごった返していただんだろうなぁ。

 

かつては石炭やニシンの輸送で大活躍した留萌本線も、今や赤字を垂れ流すいちローカル線となっています。廃止は実に残念ではありますが、1回だけとはいえ実際に利用してみた側から感じるのは、廃止も致し方なし、というのが正直なところです。留萌へ向かう途中駅での乗り降りはほとんどなかったと記憶しています。

廃止を惜しむ人や、地方の衰退を加速させると言う有識者の方たち等もいらっしゃると思いますが、外野がいかに物申せど、「廃止がけしからん」と言えるのはやっぱり沿線の地元の人たちだけですよね。

 

ちなみに残りの留萌~深川間ですらも廃止が検討されているとのこと。悲しい事実ですが、このように地方の鉄道路線というのは、徐々に姿を消していく運命なのでしょう。

 

留萌本線の増毛~留萌間が開通したのは1921年(大正10年)だそうです。95年間も走り続けていたんですね。

いち鉄道ファンとしてできることと言えば、約100年間、日本の近代化とその発展を支え、戦争をも乗り越えて地域に貢献してきたこの路線(の一部)に思いを馳せ、ただただ敬意と感謝の気持ちを送ることだけです。

 

ところで、紹介した「沿岸バス」ですが、いわゆる「二次元の萌えっ子」を前面に押し出した宣伝戦略をとっているようです。ホームページに至っては迂闊に会社で閲覧することができないくらいです(笑)が、ものすごいアピール努力が滲み出てきているので、思わず次回も乗車してしまいそうです。

 

 

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